[KATARIBE 11646] HA06:EP: 「迷子の迷子の……」続きの続き

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Date: Mon, 18 Jan 1999 20:27:10 +0900
From: "E.R" <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 11646] HA06:EP: 「迷子の迷子の……」続きの続き
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199901181126.UAA03819@www.mahoroba.ne.jp>
Posted: Mon, 18 Jan 1999 20:26:16 +0900
X-Mail-Count: 11646

99年01月18日:20時26分11秒
Sub:HA06:EP:「迷子の迷子の……」続きの続き:
From:E.R
    こんにちは、E.R@冥土の旅の…… です。
   なおなみさん、皆さん、こんにちは。

  なおなみさん、栢々くんのキャラシート更新、有難うございます。m(_ _)m

  てなわけで、一応続きです。
  一応、D16さんの書かれたのと繋がるようにしてあります。
  訂正、修正、等等、有りましたらどんどんお願いします。

****************************
>  ぽうん、と。
>  高く、跳ね上がって。
>  白い夢の鯨は、花澄の夢から抜け出していった。

  ………と。

  花澄    :「……あら?」
  
  桜の花色を映したような夢の水が、ふわんと小さな弧を描いて浮き上がる。
  それは、栢々の消えていった点に向けてするすると流れ込んでゆく。

  花澄    :「あらら」

  どうやら、と、見当をつけて、花澄は白い鯨の後を追う。
  追うことは……可能である……のだろうか?

  花澄    :「まず、実行、と」

  花色の波がなだらかに広がって………

  最初の夢
  ----------
  
  ところで。
  白い鯨が流れていった先にいたのは。
  昔で言うところの洗濯盥くらいの船に乗っかって、ぷかぷか浮いてる
 大きなクマのぬいである。

  栢々    :「……誰にゃの?」

  と、ふこふこの色の腕を上げて、相手が栢々を指した。

  闇ぬい  :「あ〜〜っ!」
  栢々    :「きゅ?」
  闇ぬい  :「白くってこんぐらいで(と、手を広げて見せる)お魚みたいな
          :つるつるしたの、だあっ」
  栢々    :「………きゅ(何か気に触ってる)栢々は、栢々にゃのっ」
  闇ぬい  :「や、やっぱあれがせんちょさんなのかっ?」
  栢々    :「きゅ?せんちょ、知ってるにょ?!」

  ちゃぱちゃぱと、波を蹴立てて盥の船に近寄る。

  栢々    :「知ってるにょ?!」
  闇ぬい  :「う、うん。昨日会ったぞ」

   ちょっと回想。

   せんちょ:「む。君はこの辺でプチくじらを見なかったかね?」
   闇ぬい  :「ぷちくじら?」
   せんちょ:「うむ。白くって、つるつるしてて、大きさはこれくらいで
           :(と、手を広げて見せる)お魚みたいなものなのだ」
   闇ぬい  :「……み、見てないぞ(汗)」
   せんちょ:「では、ここでもないのか……では行くぞ船員君っ」
   船員    :「了解ですっ」

  闇ぬい  :「……って、いっちゃったぞ」
  栢々    :「ど、どっち行ったにょっ!?」
  闇ぬい  :「……ええと……」
  栢々    :「………(期待の篭った眼差しっ)」
  闇ぬい  :「え、えとえとっ(汗)……あっち」

  何となく黄金色に染まった空の方向を、闇ぬいは指差した。 
  と。

  ??    :「あ、そっちは多分こんこん君ね」
  闇ぬい  :「わあっ(どびくうっ)」
  栢々    :「花澄しゃん?」
  花澄    :「あ、良かった、追いついた(にこにこ)」
  栢々    :「花澄しゃん、せんちょ見つかったにょ?」
  花澄    :「ううん、まだだけど。でも、闇ぬい君のところにいないって
          :ことは……闇ぬい君?」
  闇ぬい  :(えーと、さっき、花澄さん「お昼寝しましょう」って言って
          :そんでお昼寝して……で……海?(混乱))

  混乱しまくり、の闇ぬいである。

  花澄    :「ええと……ね、栢々君、この周りに夢の海、幾つある?」
  栢々    :「えと……(いち、にの、しゃんの……)えと……」

  指が無い分、栢々君、数えるのに不利である。

  栢々    :「えとね、いっぱいっ」
  花澄    :「…………(一つじゃない、ってことね)じゃ、栢々君、
          :あっちこっちの夢の海に入って戻って、って出来る?」
  栢々    :「きゅ(得意っ)」

  返事の代わりに、夢の鯨はぽうん、と飛び上がり、視界から消え、また
 戻ってきた。
  
  花澄    :「じゃ……私、こちら行ってみる。栢々君はあっち行ってみて」
  栢々    :「きゅ(こっくり)」
  花澄    :「じゃ……」
  闇ぬい  :「ま、まったあっ」

  ちゃぷちゃぷと、枕に掴まったままどこかに行きかけた花澄を、すんでの
 ところでくまぬいがとっ掴まえる。

  闇ぬい  :「花澄さん、どこ行っちゃうの?(不安)」
  花澄    :「ええとね、他の人の夢に行ってみる。闇ぬい君は……多分
          :このままここにいたら、そのうち麻樹さんが起こしてくれるから
          :大丈夫(にこにこ)」
  闇ぬい  :「そ、そかな(何となく安心)」
  花澄    :「じゃ、行ってくるね(にこにこ)」

  そのままちゃぷちゃぷと花澄が漂ってゆく。
  水の色は、やはり桜の花の色に似ていた。

>○周りの夢 
>---------- 
>
> 松蔭堂の土蔵。 
***************************

となると、一応繋がるか、と。(………だよね?<とたんに不安)

ではでは。




    

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