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Date: Fri, 16 Oct 1998 13:02:51 +0900
From: "E.N." <nakazono@ss.ffpri.affrc.go.jp>
Subject: [KATARIBE 11400] HA06:story: 「立」
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <9810160409.AA01503@150.26.109.137.ss.ffpri.affrc.go.jp>
In-Reply-To: <199810151001.TAA06389@smtp2.niftyserve.or.jp>
Posted: Fri, 16 Oct 1998 13:09:48 +0900
X-Mail-Count: 11400
こんにちは、いー・あーるです。
皆さん、こんにちは。
心象風景といいますか……
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「立」
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午前二時の道は、流石に人通りが途切れている。
時折、流れるように自動車が走る。
流れるようなヘッドライトの輝線が、瞬間視野にこびりつく。
そのうちの一台が、がくんと止まった。
歩道にぺたんと座り込んでいる女。
顔までは見えない。が、誰かは分かる。
平塚花澄。ゆずとかいう人形の親。
動かない。
熱でも出したか……と、扉を開けた、その隙間から。
「…………立てっつってんだよこの野郎っ！」
さほど大きくもない、地を這うような罵声。
と同時に、女は勢いよく立ち上がった。
そして、そのままスカートを払って歩いていった。
静かに自動車の扉が閉まった。
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一度立ち止まり、座り込んだら、もう立てない。
そう、思ったことが何度もあります。
でも……立てることもあるもんです。
凄く、しんどいけど（苦笑）
視点として……ぢつは麻樹さん召喚してしまいました（苦笑）
………ではでは。
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『Hitch your wagon to the Star in Heaven』
いー・あーる(nakazono@ffpri.affrc.go.jp)
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