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Date: Thu, 15 Oct 1998 12:53:53 +0900
From: "E.N." <nakazono@ss.ffpri.affrc.go.jp>
Subject: [KATARIBE 11392] Re: HA06:EP: 「悪いことってなあに?」
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <9810150400.AA01498@150.26.109.137.ss.ffpri.affrc.go.jp>
In-Reply-To: <9810050850.AA01482@150.26.109.137.ss.ffpri.affrc.go.jp>
Posted: Thu, 15 Oct 1998 13:00:49 +0900
X-Mail-Count: 11392
こんにちは、いー・あーるです。
皆さん、こんにちは。
#…………あづい〜〜〜
以前、一行であがっていました「悪いこと〜」の続き、
纏めてみました。
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> 譲羽 :「…ぢいぢい(おおやさんに聞こうよ)」
> 闇ぬい :「そ、そだな」
衆議一決。
で……………
闇ぬい :「おおやさん(どきどき)」
訪雪 :「何だね?」
闇ぬい :「彼女って…何だ?」
沈黙。
訪雪 :(誰が吹き込んだんだか、そんな単語………(汗))
闇ぬい :「な、何なんだ?(どきどき)」
訪雪 :「ううむ………」
考え込み。
というか、答はあるのだが……しかし、妙に照れくさい問いである。
訪雪 :「………うむ。彼女というのはだな………」
闇ぬい :「……(どきどき)」
まともに答えられない問い。
しかし、答えを目の前で待ち構えられている状況。
と、なると。
訪雪 :「うむ。いけないことをしてもいいが、決して泣かしちゃ
:いかん相手だ(深く頷く)」
誤魔化すの一手(笑)。
闇ぬい :「……へ?(混乱)」
いけないこと。
お部屋を散らかしたり、障子破いたり、訳も無いのに叩いたり……
でも泣かしちゃいけない………?
闇ぬい :「(混乱中)……(考えている)……(なお混乱)」
訪雪 :(何とか誤魔化せたか)
と、思った矢先。
横に黙って控えていた譲羽が、ずい、と膝を進めた。
譲羽 :「ぢいっ(セルロイドの受話器を片手に、空いている手で電話を
:指差す)」
訪雪 :「ああ……はいはい」
受話器を耳に押し当てた途端。
譲羽 :『おおやさん、彼女って、作るものなの?悪いことなの?』
畳み込むような勢いで、問いが流れてくる。
金色の瞳が、こちらを見据えている。
なかなかに…丸め込まれてくれないものである(笑)
訪雪 :「そうだねえ……自分は幸せになるけど、悪いことになるときも
:あるなぁ(謎)」
譲羽 :「ぢい?」
木霊の少女がこくり、と首を傾げる。
譲羽 :『でもね、おおやさん嬉しいと、闇ぬい君もゆずも嬉しいよ?
:でも悪いことになるの?』
訪雪 :「……ほかの誰かが、悲しいかもしれないからね(溜息)」
ぴたり、と、二人が動きを止める。
譲羽 :「……ぢい(それは何だか悲しい、と思っている)」
闇ぬい :「……うん、そしたら、悪いことだね(ひどく納得している)」
自分が嬉しくても、他の誰かが悲しい。
それを、まだ真っ直ぐに「悪いこと」に分類できる……
……まだ、それほどに子供なのだ。
訪雪 :「納得したかね(苦笑)」
譲羽 :「ぢい(こっくり)」
訪雪 :「じゃ、これでいいかね」
闇ぬい :「うん」
不器用に頷いてから、闇ぬいはその顔の造作が許す限り考え深げな顔になった。
闇ぬい :「や、やっぱりこんこんのお父さん、正しかったぞ。
:彼女を作るってすっごく悪いことだったな(うむうむ)」
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……てなもんで、切る。
こんなもんで良いでしょうか?(汗)>蘆会さん
子供って、正義の存在だ、と、書いていたのは確か司馬さんでしたっけ。
大人だと、そうあっさりと割り切れなくなっている事柄を、まだ子供は
割り切ることが出来る。
それを、「子供だ」と笑うべきではない、と。
そんなことを思い出しました。
修正、訂正、加筆、宜しくお願いします。
ではでは。
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『Hitch your wagon to the Star in Heaven』
いー・あーる(nakazono@ffpri.affrc.go.jp)
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