[KATARIBE 11362] HA06:EP: 「青酒」

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Date: Tue, 29 Sep 1998 12:51:50 +0900
From: "E.N." <nakazono@ss.ffpri.affrc.go.jp>
Subject: [KATARIBE 11362] HA06:EP: 「青酒」
To: kataribe-ml@trpg.net
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In-Reply-To: <360FF935372.9821SF@post.sakura.ne.jp>
Posted: Tue, 29 Sep 1998 12:58:06 +0900
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            こんにちは、いー・あーるです。
          皆さん、こんにちは。

……何となく、お久しぶりです。

……で、久しぶりで書くEPがこれだから、呑み助といわれるのだろうが(汗)

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EP 「青酒」
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  花澄    :「昨日、これが安かったんです」
  ユラ    :「あら」

  グリーングラスの、二階。
  どん、と置かれたのは、青いリキュールの瓶である。

  ユラ    :「ブルーキュラソー、でしょ?かなり甘い」
  花澄    :「そうです。だからこれで割るの」

  どん、と続いて出てきたのがウォッカだったりする。

  麻樹    :「これも安かったのか」
  花澄    :「500円だったから、つい買ってしまいました(にこにこ)」
  麻樹    :「もう一本欲しかったな」
  花澄    :「最後の一本だったんです」
  ユラ    :「……残念」  
  花澄    :「確かに、キュラソー割るんだから、もう少し欲しかったんだけど」

  37度の酒を、40度の酒で割る……と言ってよいのかどうかは知らない。

  ユラ    :「で、それを混ぜるんですか?」
  花澄    :「混ぜるというか……適当なんですけど、ね」

  細いグラスの底、全体の1/5くらいのところまで青い酒を注ぐ。
  上からウォッカを半分ぐらいまで注ぐ。

  花澄    :「これをジュースか何かで割るのが普通らしいんだけど、
          :この面々なら要らないでしょ?(笑)」
  麻樹    :「卓見だ」

  何だか疲れたな、と、ユラが言った。
  何だか呑みたいな、と、花澄が言った。
  別に何ということも無く、麻樹が加わった。

  で………どうも色気の無い飲み会だったりするのである。

  大きく開けた窓の外から、しめしめとした風が吹いてくる。
  半月は、ぼんやりと浮かんでいる。

  花澄    :「で、これで半月を受ける」
  ユラ    :「あ、綺麗(笑)」

  電灯を消した部屋の中は、しかし案外ものが良く見える。
  肩越しに、半月に照らされる格好で、花澄がグラスを持ち上げる。
  青い表面に、半月が、やはりぼんやりと浮かんでいる。

  花澄    :「妄念の葦は茂れども、かな?」
  麻樹    :「何だ?」

  田毎の月、という。
  いかな泥沼と言えども、月は映るという。
  葦、よしの茂る根元に、しかし月は映るという。

  ユラ    :「月見酒、かな。少し早いけど」
  花澄    :「半月もまた風流、って」

  何となくグラスを掲げ、何となく飲み干す。
  甘みの強い酒が、喉を通る。
  秋の初めの風が、するりと流れる。

  麻樹    :「なかなか」
  ユラ    :「いける、かな?」

  秋の一夜の光景である。

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  このところ、抗生物質のお世話になっています。
  ついでに、眠くなるかゆみどめも飲んでます。
  ……で、薬を飲んだ後、青いお酒を小グラスに半分だけ飲んで……
  で、急に眠くなって……
  ……一時間ほど寝て……
  …………起きたらトリップしてました(爆)

  いあまさか、世界の色が変わってたりとか、渦を巻いたり、とかしてた
わけではありません(滝汗)
  単に……何というか、認識能力がおかしくなったというか(汗)
  夢の中、という感覚が拭えない状態になったというか。
  で、車を運転して買い物行って……無茶苦茶恐かった、と(爆)
#衝突の恐怖が、実感できないんですよねー(をひ)

  こちらは曇り続きなんですが、吹利は晴れにしておこう、と(笑)

  ではでは。

 
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  『Hitch your wagon to the Star in Heaven』
 
          いー・あーる(nakazono@ffpri.affrc.go.jp)
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