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Date: Wed, 9 Sep 1998 00:38:38 +0900
From: poetlabo@cap.bekkoame.or.jp (T.Nagare)
Subject: [KATARIBE 11299] Re: HA06:EP: 「棚卸し」
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199809081544.AAA28619@soda3.bekkoame.ne.jp>
Posted: Wed, 9 Sep 1998 00:44:48 +0900 (JST)
X-Mail-Count: 11299
はい、流です。いー・さん、ありがとうございます。
続きを(おーざっぱに)考えてみました。
…どーしても、格調高くはなりませんです。はい。
練原 :「ほう…これは面白い」
花澄 :「はあ(……昨日、棚卸しだったからなぁ)」
練原 :「む、これは!萩原朔太郎『青猫』…そうか、全集で出てた復刻版
の一冊なのか?なぜこんなところに?や、ここにあるのは窪田空穂
の初版本!ううむ、素晴しい!工芸品のような本だ!ををっ、とん
でもない本が!『ルーン文字序説』うふふふふふふふ、これでルー
ンの秘密は僕のものだあっっっ!」(本を持って踊り出す)
花澄 :(傍白)「うちの店、踊れるほど広くはなかったはずなんだけど
…」(汗)
練原 :「いぇい」(ひとしきりファンキーに踊る)
花澄 :(点目になって傍白)「なんなんだ、こいつは…本は倒さないでく
れ」
練原 :(先ほどから自分を見つめる冷ややかな視線に気づいて威儀を正
し、折り目正しくご挨拶)「お初にお目にかかります。平塚花澄さ
んですね?僕、現代詩を書いている練原努(ねるばる・つとむ)と
申します。」
花澄 :「はい、花澄と申します。あの…」
練原 :「お噂は、駅前のパン屋さんと狭淵美樹さんから伺って参りまし
た。本日は狭淵美樹さんがついて来て下さるはずだったのですが、
彼に事情があって来れなくなったそうで、よろしくお伝え下さいと
のことでした」(といって両手を広げ、お辞儀をする)
花澄 :「詩人さん、ですか?」
(傍白)「詩人って、まだ生きていたのか…」
「美樹さん、何かあったのでしょうか?」
(傍白)「パン屋さんって、ベーカリーのことよね?いったいどん
な噂を聞いてらしたことやら…」
練原 :「そう、僕は絶滅寸前とも言われている詩人の一人です。美樹さん
は、『旅に出たくなった』とかで、詳しいことは話してくださらな
かったので、何が起きたのかは僕もよく存じておりませんが」
(「知ーらない」という顔をする)
花澄 :「そうですか…」(「あらそうでしたか」という顔をする)
(傍白)「詩人は、自分のことを詩人と呼ぶのかあ」
練原 :「というあたりで、普通に話してよろしいかな?」
花澄 :「はい?普通に話すって?」
(傍白)「これって、普通の会話でないのかな?」
練原 :(いきなりざっくばらんに)「いや、どーもヒョウジュンゴやら使
いよると、肩が凝ってしょうがないとよ。詩ぃ書くときは平気で
ヒョウジュンゴしよるとに、不っ思議なもんやねえ」
花澄 :(点目)「はあ、別に構いませんけど…」
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えーと、会話は進んでおりますが、場面は全っ然進んでおりませんです(爆)
どーしたもんだろか
魔術幻燈 ☆★☆ 流琢弥/萩原學/硯研一郎
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poetlabo@cap.bekkoame.ne.jp