[KATARIBE 11283] Re:[HA06]EP: 『散乱』

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Date: Thu, 3 Sep 1998 12:56:46 +0900
From: "E.N." <nakazono@ss.ffpri.affrc.go.jp>
Subject: [KATARIBE 11283] Re:[HA06]EP: 『散乱』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <9809030401.AA01447@150.26.109.137.ss.ffpri.affrc.go.jp>
In-Reply-To: <9808310418.AA01431@150.26.109.137.ss.ffpri.affrc.go.jp>
Posted: Thu, 03 Sep 1998 13:01:59 +0900
X-Mail-Count: 11283

             こんにちは、いー・あーるです。
          皆さん、こんにちは。

……取り敢えず、人間、進歩を目指しつつも、目先の出来ることをまずは
やるべきであろうな、というところで………

………EPです。(……をい)

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>  闇ぬい        :「ゆず、なおせるのかっ?(期待に満ちた眼差し)」
>  譲羽          :「……(途端に無言)」
>
>  部屋に散らばりまくったつぶつぶを見ると、そこで返事が出来ない譲羽であった。

  闇ぬい        :「ゆず?」
  譲羽          :「……ぢい(汗)」

  しかし、期待に満ちた視線というものには、木霊も弱い。

  譲羽          :(ええと、ええと、ふぁすなーで口が閉じるから……)

  白いつぶつぶを袋の中に入れて、ふぁすなーを閉じる。
  理屈は大体分かるのだが。

  譲羽          :「ぢい(困惑)」

  小さな手をいっぱいに広げても、つぶつぶは大して掴めるものではない。

  譲羽          :『あのね、闇ぬい君、これをね、一杯手ですくってみて』
  闇ぬい        :「う、うん」
  SE          :「ざ、ざああっ」

  周りにこぼしまくったが、それでも手の内に残った量は、そこそこある。

  譲羽          :『そんでね、それをこの袋の、この口から入れるの』
  闇ぬい        :「こ、こうか?(汗)」
  SE          :「ざ……ざあああ」
  譲羽          :「ぢいいっ(汗)」

  中身の無い袋は、くてんと潰れている。その隙間から、中に詰め物を流し入れる
という作業は……それはまあ、隙間を手で広げでもしない限りは無理である。
  折角拾い上げたつぶつぶが、袋にあたって四方八方に散らばった。

  闇ぬい       :「う……(じわり)」
  譲羽         :「ぢ(汗)」
  闇ぬい       :「うう……な、なおんない……(目がうるうる)」
  譲羽         :「ぢい(滝汗)」
  闇ぬい       :「うわああああん(大泣)」

  ……泣くな(苦笑)

  譲羽         :「ぢいっ(泣いちゃ駄目なのっ)」
  闇ぬい       :「う”?」
  譲羽         :『いっしょうけんめい、考えるのっ!(びしいっ)』
  闇ぬい       :「う”」

  偉そうに言うものだが、それでも本人必死である。
  どうやってあの隙間から、つぶつぶを中に上手く入れるか……
  
  譲羽         :「ぢ(ぽむ)」

  手を一つ打つと、早速行動を開始する。てとてとと走って部屋を出てゆき……
そしてすぐに、何やら持って帰ってくる。

  譲羽         :「ぢいっ(これ使うのっ)」

  差し出したのは……どうやら台所から取ってきたらしい、お玉杓子である。

  譲羽         :『これでね、つぶつぶすくってね、この中に入れてね、
               :そんで戻すの』

  まあ、意図としては悪くないのだが。

  闇ぬい       :「そ、それでなおるのか?」  
  譲羽         :「ぢい」

  よいしょ、と、お玉杓子に一杯つぶつぶをすくい、持ち上げ……

  譲羽         :「ぢ(あせあせ)」

  ……られない。
  身長の半分以上ある代物を、そうそう上手く動かせる訳もない。

  闇ぬい       :「ゆず、かわるぞ」

  何となく意図を呑み込んで、闇ぬいがお玉の柄を両手で握る。
  よいしょ、で持ち上げて、袋の方に移動する。ぱたぱたと動いて
 譲羽が袋の口を大きく開いた。

  SE         :「ずずず……」
  譲羽         :「ぢいっ(嬉)」

  取り合えず成功……お玉一杯分。

  闇ぬい       :「な、なおるな(ほっ)」
  譲羽         :「ぢいぢい」

  もうひとしゃくい、お玉に入れたところで。

  SE         :てとてと☆
  こんこん     :「こん?」
  譲羽         :『あ、こんこんくんだ』
  こんこん     :「こん……こんっ」

  床一面に広がる、真っ白な、小さなつぶつぶ。
  こんなものを見た日には。
  
  こんこん     :「……(ぷわくっ)……(はもはも)……こんっ」
 
  美味しくなかったのか、ぺっと吐き出した……積りなのだろうが。

  こんこん     :「きゅうん(口の中につぶつぶが残っているらしい)」

  それを言えば闇ぬいも同じなのだが、もともとこんこんはぬいぐるみである。
 発泡スチロールのつぶつぶが、あちこちにくっ付いて離れない。

  こんこん     :「こんっ(不機嫌)」
  譲羽         :『こんこん君、お手伝いして』

  それでも、譲羽や闇ぬいがやっていることには興味がある。
 てとてとと近づいて、じいっと見る。

  譲羽が、袋を広げた中に、闇ぬいが白いつぶつぶを入れている。
  白いつぶつぶは……自分の口の中にある。
  ………とまで考えたかどうかはまあともかく。

  こんこん     :「こんっ」
  SE         :「ぴょうん☆」
  闇ぬい       :「わああっ」
  SE         :「ぽす」

  袋の中に着地成功。

  譲羽         :「ぢいっ(こんこん君っ)」
  こんこん     :「きゅうん(こそこそ)」
  譲羽         :「ぢいいっ(そっちいったら駄目なのっ!)」

  剣幕に驚いたらしく、こんこんは袋の奥に隠れる。それを掴まえようと
 伸ばした譲羽の手元から。

  SE         :「ざああ……」
  闇ぬい       :「あ、あうう(泣)」

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…………救助班、既にその役を果たすことあたわず。
救助、至急乞う(爆)
#な、直紀さーん(必死)

ではっ

 
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  『Hitch your wagon to the Star in Heaven』
 
          いー・あーる(nakazono@ffpri.affrc.go.jp)
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