[KATARIBE 11210] Ubnormal Existance

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Date: Sat, 29 Aug 1998 11:40:07 +0900
From: Fushiki <aida@nnl.isas.ac.jp>
Subject: [KATARIBE 11210] Ubnormal Existance
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199808290240.LAA19165@asagiri.eng.isas.ac.JP>
Posted: Sat, 29 Aug 1998 11:40:40 +0900
X-Mail-Count: 11210

え〜、なかざきです。

>もう、ダークハンターだけでなく異能者全体に関係してくる
>問題となってきてますね。

という発言があったので、それ関連のもうひとつの問題‥
 『異能児童』
をとりあげます。

 実際には表に出てきませんが、子供キャラクターたちを支えてく
れる背景システムがどこかにある‥ということは重要でしょう。

# これなしにマジで「社会派」マスターがセッションやったら‥
あまり嬉しくない結果になりそうですね。その予防線です。

 ギミック程度に取り扱っていただければじゅうぶんです。

 現実の『異常児童』がいかに田舎の役所・学校で取り扱われる
かの実態についての実話をもとに、実情を再構成・そこから作成
されたものです。

 いのうじ・さぽーと・せんたー【異能児サポートセンター】
    表向きの名前は別。
    ごく最近になって設置された部署。文部省管轄。教育委
    員会が手だしできない権限を持たされており、教育委員
    会とは仲が悪い。
    異能を持つがゆえに異端とされ、周囲に受け入れられず、
    精神的に追い詰められがちな異能児童・高知能児童(異
    能者として扱われる)の心のケアをする組織。
    保護者の作るネットワークの支援・カウンセリング・異
    能児童の特別教育などを行なう(場合によっては里親紹
    介も行なう)。
    ただし異能児童に対してはまず親がパニックを起こして
    しまうこと、サポートセンターの存在が知られにくいこ
    と、などから救済される児童数はあまりに少ない。
     なお、サポートセンター一号は東京に、二号は吹利に
    あり、他県にはまだ存在していない。
     吹利県サポートセンターは、『伝統』勢力がかえって
    妨害となることが多過ぎるため、職員が苦労する毎日で
    ある。

 現実には、平均を外れた存在に対する公的救済なんかないのが日
本なんですけどね。『情緒不安定児童教育実験学校』も悲惨な実態
をさらしていたものです。

# 彼らの大半が「頭が良過ぎる普通の子供」か、「ちょっとした
先天異常を持っているだけなので、ほんの少しのサポートがあれ
ば普通の子供」なだけの子供たちだったのですが‥『情緒不安定』
とは『異常』の意味で使用されておりました。

 とにかく、「普通人」である周囲が取り扱いに困れば、「異常」
のレッテルを張り、回状を回して先々でもまともに取り扱われない
ように手配してくれるのが現実日本です。

# 完全実話。これ以上は言えないが、もっとすさまじい話はいくら
も‥(苦笑)まあ、そこまで見る機会がないのは幸せなことです。
世の中、知らない方が良い話は山とある。

 しかし狭間でまでそれではあまりに哀し過ぎますので、お子様キ
ャラクターのサポートのために作ってみました。

# とくにみかんちゃん。使い捨てキャラクターにしないで大切に
したいなら、サポートシステムもつくってあげなきゃね。不幸に
するために作ったわけじゃないっしょ?

 で、そこにいる人間として小説またはEP形式でアップ予定なのが
次の二人他です。

# 下に出てくるキャラクターはすべて実在の人間のデータ
そのものです(異能・職業は別ですけどね)。

 プライバシー保護のため、外見などは変えてあります。

 とみざわ・けい 【富沢桂】 《人名》
    異能児サポートセンター職員。
    元異能者で、現在は異能児の心のケアを担当する。
    自らも異能者であるが、異能は成長期のトラウマ(十分なサ
    ポートを受けられず、迫害された事が原因)のためほとんど
    使えない。
    特徴
      成長期に受けたトラウマ:3 異能児童の救済に熱心:3 
      異能児童担当:1 高知能児だった:2
      一応は国家公務員I種(笑):1 国家権力がバック:2
    技能
      異能児との会話への順応:11 テレパシー:12
      異能児との交流:11 必要な時の脅迫的交渉:13
      学業:12 一般常識:11 異能児童保護法知識:10
      運動全般:9 格闘:8

 なかむら・みちる 【中村みちる】
    最近サポートセンターに回されてきた異能児の一人。
        異能児であるほかにも高知能児であるという、最もやっかい
    なケースである。
    特徴:
      異能児:2 小学生:1 小柄:1 
      ちょっと見ただけでは性別が判らない:1
      骨格が華奢:1 喧嘩っぱやい:1 知能が高い:2
      警戒心が強い:3 笑わない:2
      異能を自覚していない:3 孤独感に苛まれている:2
      担当教諭に煙たがられている:3 一部教諭に理解者有り:1
      母親に子の異常さを受け入れる心の余裕がない:3
      友人がいない:2 これまで異能児サポートを受けられなかった:3
    技能:
      予知:13  学業:11  一般常識:9  格闘:9
      運動全般:9 絵画:10 はじめての事でもすぐ覚える:10

さて、異能児童受け入れ学校をどうします?
特定学校にしか専門家が配置されないのが普通なので。

んでわ。
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               中崎  実
 e-mail  :aida@nnl.isas.ac.jp
	 : afn@geocities.co.jp
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