[KATARIBE 11201] Re: [HA] ダークハンター

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Date: Fri, 28 Aug 1998 20:02:57 +0900
From: 中崎  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 11201] Re: [HA] ダークハンター 
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199808281107.UAA22680@www.mahoroba.or.jp>
Posted: Fri, 28 Aug 1998 20:07:43 +0900
X-Mail-Count: 11201

98年08月28日:20時07分42秒
Sub:Re: Re: [HA] ダークハンター:
From:中崎

# メールサーバ不調の模様ですので再送します。だぶったら済みません。

>これらの設定はあくまでフレーバーあるいはシナリオギミ
>ックとしてしか使われない可能性が多い、と言うことはわかって下さい。そう
>ではなくがっちりした法体系により世界を確立することを望まれるなら、なぜ
>狭間という( **ゲームの** )サプリメントでそれがあるべきなのか、をきっ
>ちり(またはまとめて整理して)ご説明下さい。

そうですね。
まず。

(1)PCの行動が「暴走」であるかどうかを、サプリメント内部世界の
規定で示す必要がある。

これが現在、欠けていることが気になります。
PCの社会的立場とか、そう言うものによる制約もまた、フレーバーとして
非常に魅力的なんですよね。
ただ、現在はそのような規定がないために、かえってこの「制約を受けつつ
PCが頭をひねって問題にぶつかっていく」という楽しみを奪われているよ
うに思えます。

また、現実日本の官吏があそこまで綿密に法律を作っているんですから、
狭間の中央官吏が異能がらみの法律を作っていないはずがない。優秀な
中央官吏っていうのもPCになる可能性があるんですから、そんな目立つ
行為について立法を忘れるほど間抜けはプレイしたくない。

あと、規定がないために「何でもありの世界=何やってもいい世界」という
誤解をしているプレイヤーがいるのもなんだかな〜、というのもあります。
もはやモラルに頼るのはどうかな?という感じがありますので、規定した方
が良いだろうと思うわけです。

(2)現代日本コンバート世界である。
表向き、現実日本と変わらないわけですよね?
つまり普通のお巡りさんにPCがとっつかまってしまっても、公式な
何かがなければPCが困ることになりかねない(普通のお巡りさんま
で、いろいろ知っているわけじゃないですからね)
そんな時、民間ではなくて公的な窓口がどこかにあれば、PCは救済
しやすくなるわけです。

# お巡りさんたぶらかして逃げたら犯罪です(^^;

(3)PCの保護
ええと、法律とか資格とか言うと「規制」と思われがちですが‥
「資格」を持っているPCは、法律によって保護してもらえるんですよ。
元人間の魔物におそわれて、返りうちしたら(PCたちってこれができ
ますよね?)‥過剰防衛。で、狭間の設定を見ると、警察&関連組織の
能力はむちゃくちゃ高いんです。能力の高いPCを投入する気になられ
たら。同じレベルのNPC刑事だって、バックに国家権力がついてます。
‥‥‥‥PCたちには逃げられない(ごろごろいる技能値13PCを、わ
ざわざ庇ってくれる組織って‥よほど人材不足=弱い、だけでしょうね)。

ところが、「法律で定められた資格を有したものが」「法律で規定された
有害存在を退治した」ことにしてしまえるなら、法律も手だしできません。
この保護をちゃんと与えてもらえるということに、多大なメリットを見い
出しているわけです。私としては。

要するにまとめますと、

a. どんぱちをするPCの法的な保護
b. 「なんでもやっていいぢゃん」暴走プレイヤーの抑制

の2点につきます。

> 今特定のPCの問題行動を指摘してそれに対抗する法律があるはずだと主張
>されている点は、あくまでそのPCたちへの攻撃にとどまってしまい、建設的
>ではありません。話題としても、「そのキャラクター達を取り巻く環境を規定
>する」レベルにとどまるでしょう。

問題プレイヤー&PCが多いので攻撃になってしまいましたが、しかし
究極的には保護が目的です。

#いまのままじゃ、ちかちゃんは「傷害罪」もしくは「殺人罪」なんて
ことになりかねない。監査で済ませてくれる状況が、彼女には早急に必
要です。特例ってのは適用されそうにないしね(私が言った「特例キャ
ラクター」って、不破寧ちゃんのことなんです)

だって、PCがフルパワーで動いたらお縄になってしまった、なんて
つまりませんからね。お縄にする気を起こしたら、民間の力なんて警察
の敵じゃないですから(警察上層部にも高技能値キャラクターはいる!)。

フルパワーで動いても両手が後ろに回らない状況を作る。
あるいは、むやみにフルパワーで動くことはできないとしても、本当に
最後でフルパワーを出すことは許される状況を作る。
これが今欠けているので、早急に何とかしたい。

で…

私が本気でGMをする時にはどうするかな?
その時、表の法律でお縄になっちゃったPCをどうやって救助するかな?

ということをストーリー的に考えると、やはり法律で守ってやるのが
早道かと思います。

ザル法だってかまわないんです。抜け道をつく楽しみがありますから。

>ある法律を見落としていたとして
>も、それは言い訳にはなりません。不起訴には落ち着くことがあっても、まず
>摘発はされるでしょう。下手をすれば廃業です。それも「現実」です。

そうですね。
ですから、最初に仕事を始める時にう〜んざりするほど書類を書かされる
んでしょう。この「特殊稼業」開始をサポートする専門職だって狭間には
あるでしょうし。
このへんの話しも、ネタとして捨てがたいんです。私には。

法律はある。知らなくても生きていける。
でも、PCたちにプレイヤーが望むのは、そんなレヴェルの低いキャラク
ターじゃないはずです。
そこまで考えると、私が全力でマスターする際に、PCがお縄になって不
愉快な思いをするプレイヤーは欲しくない。

そのために、全力マスタリング用の設定が欲しいわけです。
今のままでは、脳味噌アイドリング状態マスター以外できません。
私が本気で設定を利用したら、PCは社会的に全滅しかねない。というより、
現在のPC達では社会的に抹殺されてしまう。
抹殺しないためには、法律で保護してやりたいのです。
抹殺されないプレイができるプレイヤーが、残念ながらいないと言
う現状を鑑みますと、たった一行でいい、書き加えて下さい。保護
の証なんですから。

私としては、せっかくここまで関わった狭間です。もうちょっと力いっぱい
遊べるワールドに育って欲しいと思っています。

細かい規定は全員が知る必要ないと思いますよ。
マスター用資料として見やすい形に整理して、「○○なら△△」という
情報さえ与えられればゲームサプリとして十分だと思います。

ただし、この抜粋を作る過程で出てくる細かな設定も、後で利用できます。
わからなければ読み飛ばして結構。しかし、ネタになることを無闇に捨て
去る真似だけはしないで欲しいわけです。

以上です。

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               中崎  実
 e-mail  :aida@nnl.isas.ac.jp
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