[KATARIBE 11198] Re: [HA] ダークハンター

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Date: Fri, 28 Aug 1998 17:12:53 +0900
From: ごんべ  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 11198] Re: [HA] ダークハンター 
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199808280817.RAA18115@www.mahoroba.or.jp>
In-Reply-To: <199808261457.XAA03442@www.mahoroba.or.jp>
References: <199808261457.XAA03442@www.mahoroba.or.jp>
Posted: Fri, 28 Aug 1998 17:17:41 +0900
X-Mail-Count: 11198

98年08月28日:17時17分39秒
Sub:Re:  [HA] ダークハンター :
From:ごんべ
 ごんべです。
# どこに続けるべきかよくわからなかったので、結局自分に続けます。

 今から書くことは、中崎さん達にもK’さん達にも聞いてほしいことなの
ですが、ごんべが今回の件についてあるべきと考えるスタンスについて。

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 いみじくも中崎さんが書いておられますが、この世の中、「法律なんか知ら
なくても生きていける」んです。軽犯罪どころか、懲役レベルの刑を適用され
る犯罪なんてのも、日常の中で簡単に犯されています。それでも全く日常生活
は続けていける。それがある意味「現実」です。
 でも、法律は実際にはちゃんとある。お店を一つ出店するにしても商法やら
何やらを完全に遵守しなければいけません。ある法律を見落としていたとして
も、それは言い訳にはなりません。不起訴には落ち着くことがあっても、まず
摘発はされるでしょう。下手をすれば廃業です。それも「現実」です。

 そこで問題になるのが、この辺りの「現実味を持たせる」ための作業は、
普通のTRPGでは **全てゲームマスターが決めていた** 、と言うことです。

 PC及びプレイヤーは、その世界でどんな法律があるかは全く知らなくて
もいいと言って良い。ただしGMも、納得できる範囲でどんな厳しい法律を
作ってゲームに登場させてもいいのです。その結果PCが大問題に巻き込ま
れたとしても、それは一つのストーリーとしてお互いに「楽しむ」ことがで
きたのです。


 このことは、ごんべが常々語り部(特に狭間、狭間06)に対して持ってい
た問題意識と密接につながっています。
 つまり、「エピソード形式でストーリーを作っていく狭間06では、全ての
参加者が **ゲームマスターでありプレイヤーでもある** 」ということです。
ゲームマスターとして世界を把握しておく義務があると同時に、プレイヤー
として自由に行動する権利もあるのです。当然、セッション参加者として
「楽しむ」権利はみんなにあります。

 この点を、今回の話に関わる皆さんには解っておいていただきたい。
 今の段階では、どちらかに偏ったようなスタンスを取っている方が多い、と
ごんべは思っています。

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 そこでまず、中崎さん達にリクエスト。
 いろんな設定を決めることはもちろん良いことですし、ごんべも実際に一口
乗ったわけですが、これらの設定はあくまでフレーバーあるいはシナリオギミ
ックとしてしか使われない可能性が多い、と言うことはわかって下さい。そう
ではなくがっちりした法体系により世界を確立することを望まれるなら、なぜ
狭間という( **ゲームの** )サプリメントでそれがあるべきなのか、をきっ
ちり(またはまとめて整理して)ご説明下さい。
 今特定のPCの問題行動を指摘してそれに対抗する法律があるはずだと主張
されている点は、あくまでそのPCたちへの攻撃にとどまってしまい、建設的
ではありません。話題としても、「そのキャラクター達を取り巻く環境を規定
する」レベルにとどまるでしょう。
 狭間という世界をきっちりしたものにするという意見は賛成ですが、成果が
前向きかつ「汎用的かつ簡単に運用できる設定の作成(これが重要)」に結び
つくよう、ご協力下さい。

 次に、K’さん達にリクエスト。
 語り部というのは、「納得できる説明・描写をすれば全て容認される」と
いう前提を元にデザインされた、ゲームシステムであり世界観群です。いわば
「言った者勝ち」と言うところでしょうか。
 せっかくのそう言う前提があるのに、認めてもらいたいことを「説明」して
こなかったのは、やはり指摘を受けても仕方ないことではありませんか? 漠
然と希望を述べるよりは、「自分のキャラクターにはこういう根拠がある!」
と言うことをきちんと主張されるべきでしょう。そうであれば、自分の望む設
定に持っていくことは可能なはずです。


 最後に、sfさんにもリクエスト。
 語り部日報へ書かれたメッセージは、おそらく単なる所感に過ぎないとは
思いますが、「いいんじゃないのかな? 今のままで」とも取れる姿勢は示
されるべきではなかったと思います。
 以前にもごんべが言いましたが、狭間はいずれ誰にでも使えるサプリメント
として一人立ちするはずのものです。欠けているところを何らかの(方向性の
明示などの)記述で補うことは必要なことです。今は記述(見解)が保留され
ている状態に過ぎません。明確な見解の表明を望みます。(もちろん、いつに
なっても待ちますけどね)

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 一連の話題に対しては、今のところのごんべの感想は、こんなところでしょ
うかね。
 設定についてのごんべのアイデア(アンケートに対する答え?)は既に述べ
ていますので、省きます。

 それでは。

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ごんべ
gombe@osk3.3web.ne.jp





    

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