[KATARIBE 11176] 語り部日報

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Date: Thu, 27 Aug 1998 17:55:45 +0900
From: Fushiki <aida@nnl.isas.ac.jp>
Subject: [KATARIBE 11176] 語り部日報
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199808270812.RAA26509@spur.eng.isas.ac.JP>
Posted: Thu, 27 Aug 1998 17:12:49 +0900
X-Mail-Count: 11176

中崎です。

>・特殊狩猟免許あたりの話が続いています。
> 国家権力の管理能力は、異能者の確保の問題でそれほどないというのが既存
>の設定だよなぁ。

とはいえ、野にいるあの山のような異能者の群をみると、官が異能者を
積極採用していないと考えるのは甘過ぎるのでは?

# ついでにいうと、公務員試験受験者数から言ってもね(笑)

また、異能者としても野にいるよりは官の特殊セクションに席を置くこ
とで保護を受けられるメリットは高いはずです。

>国家といえど権益に関わる部分でしか動けないわけで、統一
>的に支配できるような法体系は実効能力からも無茶でないかな。もちろん引っ
>かかったときにはそれなりの処理をする根拠としての法律はあるだろうけど。

これもまたどうですかねえ。中央官庁の役人達の現実を見ていると(笑)
おそらく、自分達の権限(と目)の及ぶ限り、実効能力を持つように
最大限の努力をしているはず。

# むろん、わたしは官が水も漏らさぬ体系を作り上げているとは言って
いない。むしろ漏れまくっているので、技能値の高いPCはその隙をつ
くことができる。
# 技能値が低いもの(13程度)までが平然と暴れているのはどうかと言
うだけ。←PCの数を考えると‥レア度は低い。

実効能力から無茶であることと、法律が成立していないことは全くの
別物です。この国においても。
まして目につきやすい狩猟に関して、法律を作っていない、などとい
う間抜けた事態は起こりえない(だから日本政府をなめるなと)。

というわけで、「無茶すると一発で手が後ろに回るからね」とPCに
制限を加えるのが、「現代日本」をプレイする際には必要ではないか
と思います。

# そこで仕事と社会的な危険の間のジレンマが生じることも、シナリ
オネタになりますな。

せっかくネタになりそうなことを、捨ててしまうようではもったいない。
旧来のいい加減な設定は改めてはいかがですか?

「多界」という概念についても旧来の設定は全然含んでいないわけで
すしね。

# 「ムーなどとっくに卒業しちゃったけど、ゲームはするよ」「ムー?
よんでないなあ」というプレイヤーがほとんどの今、狭間の売りは「多
層化し重なり合う世界と、一般人の世界の間でどうやってうまく生きて
いくか?」というテーマも大きいと思うんだよなあ。
# 現状の(昔の)設定では、そのあたりが全く見えてこない、ただのあり
がちオカルト現代ファンタジーになってるんじゃないかと。

んでわ。
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               中崎  実
 e-mail  :aida@nnl.isas.ac.jp
	 : afn@geocities.co.jp
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