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Date: Mon, 17 Aug 1998 21:50:16 +0900
From: "E.N." <nakazono@ss.ffpri.affrc.go.jp>
Subject: [KATARIBE 11094] Re:HA06:EP: 「お中元」
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <9808171255.AA01419@150.26.109.137.ss.ffpri.affrc.go.jp>
In-Reply-To: <8001040903.AA01382@150.26.109.137.ss.ffpri.affrc.go.jp>
Posted: Mon, 17 Aug 1998 21:55:13 +0900
X-Mail-Count: 11094
こんにちは、いー・あーる@現実逃避 です。
蘆会さん、皆さん、こんにちは。
現実逃避手段としてEPを書く……
…………(考え込んでいるらしい)
まあ、取り敢えず、続きです。
お中元……さあ行くかい(をい)
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> いつもの道を通って、いつもの門をくぐって。
> からからと玄関を開けて。
>
> 花澄 :「こんにちは」
奥から返事があり、ややあって、
訪雪 :「こんにちは、花澄さん」
譲羽 :「ぢいっ」
訪雪 :「ゆずさんも(笑)」
譲羽 :「ぢい(嬉)」
よいしょ、と袋から抜け出した少女を、すんでのところで花澄が掴まえて
上がり口にそっと下ろした。
花澄 :「それで、なんですけれども」
訪雪 :「はい?」
花澄 :「これ……あの……」
もごもご言いながら、カートに括り付けてあった箱を降ろす。
一つ目には、一応のし紙がくっついている。
花澄 :「あの確か、大家さんってワインはお好きだったと思ったので……」
訪雪 :「はあ……」
花澄 :「で、あの、お中元です」
訪雪 :「これは良いものを……」
ワイン六本。
花澄 :「あと、あの……あの突然なんですけど」
訪雪 :「はい?」
花澄 :「あの、夕御飯、お決まりでしょうか?」
訪雪 :「はあ?……いや、決まってはおりませんが?」
花澄 :「ええっと、そしたら……作らせて頂けませんか?」
訪雪 :「はい?」
えらく唐突である。
花澄 :「いえあの、ゆずに、大家さんの好きなものは、って聞いたら
:カレーって言われたんですけど、幾らなんでもカレーをお中元には
:出来ないだろうなって思って」
訪雪 :「……(成程)」
花澄 :「で、この前本を見てたら、カレーに合うワインって出てきたもので」
そこまで聞くと、この取り合わせが理解出来るのである。
花澄 :「あの、宜しいでしょうか?」
訪雪 :「いや、こちらがお聞きしたいですよ(苦笑)宜しいんですか」
花澄 :「はい、勿論」
いつもお世話になってばかりの松蔭堂の住人に、しかし機会が無いと
こういうことも出来ないもので。
訪雪 :「では……お願いします」
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で、一旦切る。
むう、さぼっていたのが良く分かる……
訪雪さんが書きにくいよう(泣)
で、もう一つの箱から、鍋だの肉だのジャガイモだのがごろごろ出てくる、と(笑)
訂正、修正、加筆、等等、宜しくお願いいたします。
ではでは。
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『Hitch your wagon to the Star in Heaven』
いー・あーる(nakazono@ffpri.affrc.go.jp)
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