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Date: Mon, 17 Aug 1998 17:18:51 +0900
From: "E.N." <nakazono@ss.ffpri.affrc.go.jp>
Subject: [KATARIBE 11091] Re: [HA06]Accident
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <9808170823.AA01415@150.26.109.137.ss.ffpri.affrc.go.jp>
In-Reply-To: <199807271548.AAA09751@asagiri.eng.isas.ac.JP>
Posted: Mon, 17 Aug 1998 17:23:45 +0900
X-Mail-Count: 11091
こんにちは、いー・あーるです。
中崎さん、皆さん、こんにちは。
>豊中の交通事故(から花澄さん&煌君の話につなげる)話の導入部分が
>できましたので上げておきます。
いー・:「……うにゃあ(06を書いてないなあ、と、今更ながら気がついている)」
># 花澄さんが顛末を知る部分が書けなかったと言うのは秘密でも何でもない
>事実だ(^^;
いー・:「顛末を知る……知って……で、煌ちゃんに教えるんだっけな?」
鬼李 :「そんな所だったかな」
いー・:「……難儀やな(はあ)」
鬼李 :「誰が言い出したんだ(呆)」
ので、この部分書きます。
一応、EPとしておきます。
あ、これは矛盾している、と思ったらどんどん修正して下さい(汗)
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時刻は、事故当日の夕暮れ。
瑞鶴に、閑古鳥が鳴いている。
花澄 :「………(うとうと)」
店長 :「………(こいつわ……)」
からから、と、硝子戸が開いた途端、花澄の目も開く。
花澄 :「いらっしゃいませ」
お客 :「あーこんにちは」
ふわり、と、客の開けた戸から風が入り込む。
その風が、妙にまとわりつくようで。
妙に……物言いたげで。
花澄 :「……?(何かあったの?)」
:”事故。お前の友人”
花澄 :「?!」
:”子猫をかばって”
:”車とぶつかって”
意識の焦点が、すう、と絞られる。
そういう事故に遭いそうな人ならば、知っている。
花澄 :「……(小声で)それって」
:”豊中さんとか言ったっけか”
的中。
視界が、狭まってゆく。
大丈夫だろうか。
どの程度の事故だったのだろうか。
この前のように……黙って無茶をしているのではないだろうか……
お客 :「すみません、これ」
花澄 :「あ?……あ、すみません(レジに向かう)」
会計、そしてカバーをかけて。
お客を見送った途端、花澄は椅子に座り込んだ。
花澄 :「……どんな………」
聞きかけて、ふと口をつぐむ。
心配するのは……心配して駆けつけるのは、この場合自分の役目では
あるまい。それをするべき人は他にいる。
花澄 :「……それで、どうしている?」
:”病院に行って、帰ってきている”
花澄 :「……そうでしょうね」
病院に行って、戻る。
……そのフレーズが、妙に不吉に響く。
少なくとも、自分の記憶にある限り、豊中という人は、大人しく入院を
するような人ではない。
故に………恐い。
恐いのだ、けれども。
心配するのは、我が任にあらず。
故に……心配することは……そして知ることは……出来ない。
知ってしまえば心配する。介入しようとする。そして……
……煌ちゃんは、知っているだろうか?
店長 :「……花澄?」
花澄 :「え?」
店長 :「どうした」
花澄 :「………なんでもない」
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みたいな(苦笑)
まあ、翌日くらい煌さんに来て頂ければ、「これこれの事故があったみたいよ、
行ってみたら?」と告げると思います。
ではでは。
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『Hitch your wagon to the Star in Heaven』
いー・あーる(nakazono@ffpri.affrc.go.jp)
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