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Date: Tue, 28 Jul 1998 00:51:25 +0900
From: Fushiki <aida@nnl.isas.ac.jp>
Subject: [KATARIBE 11006] [HA06]Accident
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199807271548.AAA09751@asagiri.eng.isas.ac.JP>
Posted: Tue, 28 Jul 1998 00:48:03 +0900
X-Mail-Count: 11006
中崎です。
豊中の交通事故(から花澄さん&煌君の話につなげる)話の導入部分が
できましたので上げておきます。
# 花澄さんが顛末を知る部分が書けなかったと言うのは秘密でも何でもない
事実だ(^^;
『事故のオチ』
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そもそもは
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今度の宿主は、何故かよく事故に会う。
今回も、まあ間抜けた事故だった。
豊中 :「これで動くようになっていますが、何かまた異常があった
:ら呼んで下さい」
客の子:「あっ、おと〜さん、ミケがそっちいったよっ!!」
猫 :どっぴゅん☆
客と宿主の足元を擦り抜けた子猫は、車道へ。
豊中 :『まずいっ!』
接近する車の気配に、宿主が飛び出した。
子猫を捕まえて歩道に跳び戻ったところに、一台の自転車が突っ込ん
でくる。
それをかわすのが、宿主の限界だった。
SE :どかっ
角を曲がってきた乗用車。その目の前に飛び出した格好になった宿主
の体が跳ね上げられ、落下した。
で、直後。
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豊中 :『‥で、なんでこんなとこで寝てるんだ?』
居候 :『車とケンカなんぞしたからじゃわい。年がいもないの〜う』
体を起こす豊中。
豊中 :(痛っ!)
頭に激痛。ぶつけたんだから当然である。
SE :ぴ〜ぽ〜ぱ〜ぽ〜
お馴染みの音が、近くで停止。
豊中 :『‥‥‥‥救急車ぁ!?』
病院が大嫌いなのは伊達ではない。
頭痛はとりあえず忘れることにしてさっさとずらかろうとする豊中を、
客が止める。
客 :「動かない方がいいよ、豊中君」
豊中 :「しかし、救急車と言うのは大げさな‥(あ痛てて)」
思わず顔をしかめ、そこであることを思い出す。
豊中 :「ところで、あの猫は?」
客 :「うちの中に入れてあるよ。(救急隊員に)ああ、こちらです」
豊中 :「大丈夫ですって」
客 :「頭打ってるんだ、悪いことは言わないから診てもらった方が
:いい」
豊中 :「はあ、しかしなにも救急車でなくたって‥」
隊員 :「わざわざ来たんだ、乗っても悪くないよ」
結局、説得されて病院には行くことにした豊中だった。
救急車は拒絶したが。
翌日。
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間抜けた事故その2が発生したのは、事故の翌朝のことだった。
SE :どがっ
豊中 :「‥‥‥‥‥‥」
ミドルハイベッドから墜落した宿主に、居候はため息をついた。
居候 :『なんじゃ〜、なさけないの〜う』
豊中 :『‥‥‥‥何か言ったか?』
居候 :『落ちる代わりに下りんかい(汗)』
豊中 :『‥‥‥‥目まいがする』
居候 :『だからとゆ〜てそこで寝てどうする(呆)』
聞いていなかった。
座ぶとんを枕に、畳の上で寝る宿主。
昨日の検査ではすでに異常が出ていたのだが、医師の制止を振り切って
帰ってきている。
宿主曰く「普通の意味での正常であるはずがない」が理由であったが、
しかしだからといって放っておいてもらわれても実は居候も困る。
何しろ、死んだ宿主は役に立たないのである。
おまけに、宿主にちょうど良い人間はそう滅多にいるものではない。
まあ、この宿主なら放っておいても死にそうはないが。
かなり経って。
居候 :『‥‥‥‥‥若いの、そろそろ昼じゃぞ〜い』
反応なし。
また、かなり時間が過ぎて。
居候 :『‥‥‥‥‥晩飯くらい食ったらどうだな?』
やはり反応はなかった。
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で、一応切っておきます。
んでわ。
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中崎 実
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