[KATARIBE 10908] [HA06H] 「あなたならどうする戦闘編:御影

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage


Index: [Article Count Order] [Thread]

Date: Mon, 20 Jul 1998 02:01:56 +0900
From: シェイド <shade.higuchi@nifty.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 10908] [HA06H] 「あなたならどうする戦闘編:御影
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199807191704.CAA28633@ms7.niftyserve.or.jp>
Posted: Mon, 20 Jul 1998 02:03:00 +0900
X-Mail-Count: 10908

 ども、シェイドです。

**********************************************************************
『あなたならどうする〜戦闘編〜 御影武史の場合』
================================================

 普段のスーツとは違い、珍しく私服姿の御影。吹利線の高架下を足早に進む。
手にしているのは尊へのプレゼントだろう。

 御影          :「(時計を見て)なんとか、間に合うな」

 と……、妙な具合に日が陰った。
 次の瞬間、右肩から背中にかけて、袈裟懸けに何かが叩きつけられた。

 御影          :「……」

 肩ごしに送った視線の先に、見覚えのあるシルエットがあった。
 数日前に十と組んで担当した特物からの仕事で、敵対した呪術者が使役して
いた人形だ。一体残らず破壊し、呪術者も再起不能にした。

 御影          :「……まだ残ってたか」

 身体ごと向き直り、人形に正対する。

 人形          :「コ・ロ・ス……」

 マネキンみたいに整った女の顔。だが、その瞳は無機質なガラス玉だ。

 人形          :「コ・ロ・ス……」

 一瞬で間合いを詰めた人形が、鋭利な刃と化した指先を御影の胸に突き立て
た。

-------------------------------------------------------------------

 GM          :「とゆーわけで背後から斬りかかる」
 シェイド      :「をい(-"-)」
 GM          :「ふ……なんとでも言うがよい。奇襲だからこっちが先攻
                :だ。とりあえず呪術的殺戮人形12+手刀2、目標値5の
                :強制力9だ。4、よしっ」
 シェイド      :「頑丈13+3−9の目標値7か」
 GM          :「背後からの不意打ち、しかも真上からだから−3ね」
 シェイド      :「関係ないな。回避できるかどうかじゃなくて、攻撃をく
                :らってから弾けるかどうかが問題なんだからな。……3、
                :どっちにしろ成功(ケケケ)」
 GM          :「おのれ……」
 シェイド      :「どーするかな。とりあえずふりむく」
 GM          :「ふりむく、って……それだけ?」
 シェイド      :「うむ。以上、行動終わり」
 GM          :「余裕ぶっこきやがって……後悔させたる。呪術的殺戮人
                :形12+高機動型2。目標値4の強制力10で刺突攻撃だ。
                :……9……8……2、よっしゃぁっ!」
 シェイド      :「頑丈13+3−10の目標値6だな。……6、成功」
 GM          :「うぉのれ……」
 シェイド      :「こっちの番だが……行動は保留」
 GM          :「さらに攻撃、呪術的殺戮人形12+手刀2。目標値5の
                :強制力9。……6……4、成功」
 シェイド      :「頑丈13+3−9の目標値7。……6、成功」
 GM          :「……なんか……理不尽やな……」
 シェイド      :「さてと、そろそろ鬱陶しくなってきたんで壊すとするか」

-------------------------------------------------------------------

 どんなに強力な攻撃でも、当たらなければどうということもない。同様に、
いくつ攻撃を当てたところで、効かなければ意味はない。
 人形の攻撃は御影に届いている。だが、ダメージを与えたものは無い。シャ
ツの生地を斬り裂いただけだ。
 だが、不快であることには違いない。

 御影          :「図に乗るなよ」

-------------------------------------------------------------------

 シェイド      :「ふっふっふ。その可愛い顔、握り潰す。怪力13+3の
                :強制力13、目標値3。11……7……5……3。余力3消
                :費で成功。残り体力8。ふっふっふ、抵抗しろ(鬼)」
 GM          :「おーのーれーはー(-"-)凸」
 シェイド      :「後腐れのないように人形の身体のほうも踏み砕いておこ
                :う」
 GM          :「ほんまもんの鬼かお前はっ!」
 シェイド      :「こいつのおかげでデートに遅れるかもしれんのだぞ。斬
                :られたシャツの代わりも調達せんといかんし」
 GM          :「あーあー、勝手にやってくれ」

-------------------------------------------------------------------

 何度目かの攻撃が御影にヒットする。その瞬間、初めて御影が動いた。御影
の手が、牙を剥く。
 広げた掌が人形の顔面を、優しく、容赦なく包みこむ。

 御影          :「あはははははははは……残念だったなぁ」
 SE          :「めき、ぱき……ぴしっ」
 人形          :「ア、アア、アアあアアアアああアああああああ!」
 御影          :「……身の程知らずが(冷)」
 SE          :「ビキッ、バキッ、……グシャアッ!」

 粉々に砕け散る人形の頭部。くたくたと力無く崩れ落ちた人形の体を踏み砕
き、御影はその場を後にした。
 待ち合わせの場所に着くまでに、どこかでシャツを調達する必要がある。

 御影          :「……遅刻かも(汗)」


**********************************************************************

実はかなり人形側に有利なようにダイス目をいじってあったりする……

背中から斬られようが奇襲かけられようが、不利な一時的特徴が全然つかない、
ってのは……キャラ勝ちもいいとこだよなぁ(笑)


                                      シェイド(ride on RVR-68-DORDRAY)
                                      shade.higuchi@nifty.ne.jp
    

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage