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Date: Thu, 16 Jul 1998 18:05:12 +0900
From: "E.N." <nakazono@ss.ffpri.affrc.go.jp>
Subject: [KATARIBE 10861] HA06:EP: 「お中元」
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <8001040903.AA01382@150.26.109.137.ss.ffpri.affrc.go.jp>
In-Reply-To: <9807131136.AA01379@150.26.109.137.ss.ffpri.affrc.go.jp>
Posted: Fri, 04 Jan 1980 18:03:25 +0900
X-Mail-Count: 10861
こんにちは、いー・あーるです。
皆さん、こんにちは。
日本の夏、ですね(……はあ)
てなわけでこんなEP。
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EP 「お中元」
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某夜、瑞鶴にて。
花澄 :「で、お兄ちゃん、何で大家さんの名前が知りたかったわけ?」
店長 :「うん。散々お世話になってるからな、お中元贈ろうと思って」
花澄 :「…………お中元?」
天使往来。
店長 :「……お前、お中元の存在憶えてたか?」
花澄 :「すっからかんに忘れてた」
店長 :「………(溜息)」
日本の風習。それらから綺麗に離れて四年弱。
忘れてしまう、というよりも、そのうざったさから解き放たれた開放感が
義務感を駆逐してしまっている、と言うべきか。
花澄 :「で、お兄ちゃん何贈るの?」
店長 :「うん。お茶にしようかな、と思っている」
花澄 :「……じゃ、重ならないようにしないと」
松蔭堂の人々には、本当にお世話になっている。
兄とは別に、何か……したいな、と思う。
花澄 :(……何が……いいのかな?)
というわけで。
この場合、松蔭堂に一番詳しい人物(?)……というと。
譲羽 :『おおやさんの好きなもの?』
花澄 :「うん。ゆずは何か知らない?」
譲羽 :『……うーん』
考え込みっ。
譲羽 :『……あ、カレー!』
花澄 :「カレー?」
……と、言われても。
花澄 :(カレーをお中元に贈るのって、変よね、いくらなんでも)
その判断は正しいと思われる。
花澄 :(うーん……)
で、考えて考えた挙げ句の果て……
数日後になったりする。
段ボール箱が、二つ。それを旅行時のカート(というのだろうか)にくくりつけて。
背中には、いつもの袋。
譲羽 :「(袋の中で)ぢいぢい?(花澄、カレー作るの?)」
花澄 :「どうなるかしらね(苦笑)」
いつもの道を通って、いつもの門をくぐって。
からからと玄関を開けて。
花澄 :「こんにちは」
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ちと、力尽きましたので切ります。
ここまで書いて、気がついたんですが。
いー・ :「……あんたさ、カレーの材料持ってゆく、って大家さんに言った?」
花澄 :「ううん」
いー・ :「じゃ、他の夕御飯考えてらっしゃる可能性も大なわけだ」
花澄 :「…………」
………訪雪さん、あんど、蘆会さん。
…………かれー、つくっていいっすか?(汗)
ではっ。
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『Hitch your wagon to the Star in Heaven』
いー・あーる(nakazono@ffpri.affrc.go.jp)
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