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Date: Mon, 13 Jul 1998 12:13:01 +0900
From: "E.N." <nakazono@ss.ffpri.affrc.go.jp>
Subject: [KATARIBE 10786] HA06:EP: 「御芳名」
To: kataribe-ml@trpg.net
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In-Reply-To: <35A7D75018B.F623SHIVA@mail.multi.gr.jp>
Posted: Mon, 13 Jul 1998 12:11:02 +0900
X-Mail-Count: 10786
こんにちは、いー・あーるです。
皆さん、こんにちは。
昨日、ちと気が付いたこと。
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EP 「御芳名」
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某日、瑞鶴。
店長 :「おい、花澄」
花澄 :「はい?」
店長 :「松蔭堂の大家さんの名前は?」
花澄 :「え?」
店長 :「大家さん、が、まさか本名の筈無いだろ」
花澄 :「……っと……(記憶層引っ掻き回し)……ええと、
:名前の方が訪雪さん……訪問の訪に、雪」
店長 :「姓は?」
花澄 :「………ええっと……(何か、名前ほどは珍しくないって
:思ったことがある…ってことは聞いたことがある筈)……(汗)」
呼び名は「大家さん」。
譲羽も、右に習えで「おおやさん」
………本名で呼んだことなど、恐らくは、無い。
店長 :「………………毎日毎日お世話になっているというのに(呆)」
花澄 :「…………(流石に自分でもめげている)」
などと言っているところに、硝子戸が静かに開いて。
豊中 :「こんにちは」
店長 :「こんにちは……(小声で)豊中さんなら知ってるんじゃないか?」
花澄 :「聞くの?(滝汗)私が?」
豊中 :「何か?」
店長 :「いや、実は」
かくかくしかじか。
豊中 :「若大家の姓は、小松ですよ。小松訪雪(苦笑)」
花澄 :「(ぽむ)……そーいえば」
店長 :「……お前って奴は(はあ)」
苦笑していた豊中の表情が、ふと、何かに思い当たったようになる。
豊中 :「そう言えば、花澄さん」
花澄 :「は?」
豊中 :「俺の名前の方はわかりますか?」
花澄 :「え……っと………(ええと、以前従妹の方が「まーちゃん」って
:呼んでたから、ま、で始まって……以前そういえば注文書に
:名前書いてもらって……あれは……)」
沈黙。
店長が静かに溜息を付く。
花澄の指が、レジの前の台の上を滑っている。
花澄 :(雅孝……まさ……何て読むんだろ……ええと……)
豊中 :「(正しい字は書いているな #見物もーど)」
花澄 :「(とよなかまさ……ああ!)まさたかさん、ですよねっ!」
豊中 :「正解です」
沈黙。
花澄 :「………って……あの……っ」
顔から火が出る、の心境である。
花澄 :「す、すみませんでした……(平謝り)」
居候 :『…………(爆笑中)』
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で、切る。
すっごく失礼な話ですな(汗)
……まあ、実際、花澄って、改まって豊中さんの本名聞いたことなさそう
でしたので(汗)
で…………かなりの割合で似たようなことやっている本体(核爆)
いー・:「だってえ、字で書いてもらわないと覚えないし、書いた名前って
:漢字だと読めない事多いしー(必死で言い訳)」
でわっ(逃亡)
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『Hitch your wagon to the Star in Heaven』
いー・あーる(nakazono@ffpri.affrc.go.jp)
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