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Date: Tue, 30 Jun 1998 00:12:06 +0900
From: poetlabo@cap.bekkoame.or.jp (T.Nagare)
Subject: [KATARIBE 10486] Re: HA06:Story 「夏休みその昔」
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199806291513.AAA26017@soda2.bekkoame.or.jp>
Posted: Tue, 30 Jun 1998 00:13:33 +0900 (JST)
X-Mail-Count: 10486
At 8:21 PM 98.6.29, E.N. wrote:
> 入道雲に関しては、案外実話。
> 三つの頃、砂利のうえに転がって、ぼーーーっとしていたので、母が問うと
> 「くも」
> ……飽きもせずに、入道雲を見る子だったそうです（笑）
――僕はあの雲を愛する……、遠くみ空を流れ行くあの雲を……、素晴しいあの浮
雲を！
C.ボードレール『パリの憂鬱』より
そうやね、大人より子供の方が詩人してるってのは、真実かもしれん。
「ガキに詩がわかってたまるか！」と吠えている僕には、すごく都合が悪いんだけどね。
僕は小さい頃、夏の暑い日には友人と公園のベンチに寝そべって雲の形を品定めして
おったです。
子供のくせに動くの嫌がるなんて… すげー嫌なガキどもだったに違いない。
ボードレールって男、まともな詩集は『悪の華』1冊きりなんよね。もしかして、僕
よりもぐーたらな… しかし、そういう奴が100年後も生き残っているわけだからな
あ。語り部の100年後は… うーん… とりあえず、自分が生き延びていないことは
確かです。
魔術幻燈 ☆★☆ 流琢弥/萩原學/硯研一郎
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