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Date: Wed, 17 Jun 1998 20:56:06 +0900
From: "E.N." <nakazono@ss.ffpri.affrc.go.jp>
Subject: [KATARIBE 10296] Re:HA06:EP: 「ひざまくら」
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <9806171153.AA01337@150.26.109.137.ss.ffpri.affrc.go.jp>
In-Reply-To: <3586EB0A215.1277SHIVA@mail.multi.gr.jp>
Posted: Wed, 17 Jun 1998 20:53:19 +0900
X-Mail-Count: 10296
こんにちは、いー・あーるです。
皆さん、こんにちは。
6/16のIRCで、「ひざまくら」が進んでましたが、
>訪雪:や、やあ豊中君、お取り込み中のようだね。じゃまた〜(だっしゅ)
>[lokai] ちなみにおやぢは花澄さんも引っ張って逃げたぞ(笑)
から、花澄の思考と行動、少々。
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腕を引っ張られて、何となく一緒に走り出してしばらく。
ふと、花澄は首を傾げる。
花澄 :「……あの、大家さん?」
訪雪 :「は?」
返事と一緒に、速度が落ちる。
花澄 :「なんで……逃げてるんですか?(素朴な疑問)」
訪雪 :「え……(汗)」
非常に答えにくい疑問である。
故に、即答は、無い。
…………混乱。
花澄 :(え?……あ、えと……え、だって、豊中さんと煌ちゃんがあれは
:付き合っている、ということで……ああ、そうか)
まあ、他人様のでえと、なぞというものを邪魔するのは失礼である。
そも、まじまじ見ること自体……
花澄 :(相当、失礼だよね)
納得で動揺に蓋をして。
苦笑。
……訪雪の意図とは何か違うかもしれないが……
ほとほとと、歩みは元に戻っている。
花澄 :(でも……)
人のことはやはり判らないものだ、と、今更ながら思う。
花澄 :(豊中さんに彼女がいたって不思議じゃないのに、ね)
今まで全く、そのことに思い至らなかった辺り、相当抜けていると言えば言えるが。
……しかし。
花澄 :「……あ」
すとん、と足が止まる。
そのまま行きかけて、訪雪が足を止める。
訪雪 :「花澄さん?」
花澄 :「……いえ…」
『そういう場合、男の方が貧乏籤を引く』
『仮に下手な噂でも流れたら……俺は、お前の責任とみなす』
その言葉に反論するだけの論拠も……意志もない。
花澄 :「何でもないです(にこ)」
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ま、こんなとこで。
『』内の言葉は、まだ書いてませんが、花澄の兄貴がいったことですね。
ねこ化騒動が終わって、……実は、花澄の家の鍵のスペアが、瑞鶴にありまして。
それを取りに行って、で、何処にいたか聞かれて応えて……という
話がありまして(私の頭の中に、だな)
理屈がつけば、花澄は動揺しません。
……ある意味、ずるいのかな、これは。
ではっ。
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『Hitch your wagon to the Star in Heaven』
いー・あーる(nakazono@ffpri.affrc.go.jp)
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