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Date: Tue, 16 Jun 1998 19:50:19 +0900
From: "E.N." <nakazono@ss.ffpri.affrc.go.jp>
Subject: [KATARIBE 10271] Re:HA06:EP: 「お誕生日に一升瓶」
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <9806161047.AA01335@150.26.109.137.ss.ffpri.affrc.go.jp>
In-Reply-To: <9806151014.AA01330@150.26.109.137.ss.ffpri.affrc.go.jp>
Posted: Tue, 16 Jun 1998 19:47:30 +0900
X-Mail-Count: 10271
こんにちは、いー・あーるです。
不観樹さん、蘆会さん、皆さん、こんにちは。
ユラさんお誕生日争奪戦。
当日の花澄の側、行きます〜(をい)
……何といっても、花澄、後の二人のこと気付いてもいないから(爆)
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六月十八日。
雨。
花澄 :「……折角のお誕生日なのに、大雨警報、かあ」
:”晴れた方が良かったのか”
花澄 :「無用」
あっさりいなすと、紙袋の中を覗き込む。
花澄 :「ユラさん、日本酒好きだった筈だし」
譲羽 :「ぢい(覗き込みっ)」
花澄 :「あと……ああ、これ、冷蔵庫に入れとこ…っと、ゆず、
:そこで濡れた袋に触らない(苦笑)」
譲羽 :「ぢいっ」
ユラと一緒に飲むのは、去年の仲秋の名月以来だろうか。
花澄 :「さて、最後の用意しようか……って、こらゆず、ニコラスと
:ラヘル、棚の上に上がってもらっときなさい」
譲羽 :「ぢい(こっくり)」
などとぱたぱたやっているところに。
SE :とんとん☆
花澄 :「あ、はいはい」
安普請の扉を開けると、小柄な女性が腕に黒猫を抱えて立っている。
ユラ :「こんにちは」
花澄 :「こんにちは……ごめんなさい、家のドア、ベルが壊れてて」
ユラ :「いえいえ」
花澄 :「とにかく……どうぞ。あ、これマヤちゃんに」
ユラ :「あ、どうも」
タオルを手渡すと、ユラはマヤの体をさっさと拭いてやる。
ふんわりと優雅な身のこなし。
踊る人とはそんなものだろうか、と、花澄はぼんやり考える。
花澄 :「ユラさん、日本酒好きですよね?」
ユラ :「はい勿論(にこ)」
花澄 :「じゃ、これ」
狭い六畳一間に、テーブルが一つ。
その上にグラスが二つ。
とくとくと、日本酒を注いで。
花澄 :「さっそくですけど…お誕生日、おめでとうございます」
ユラ :「有難うございます」
譲羽 :「ぢいぢいっ(ゆずも、おめでとう、なのっ)」
花澄 :「そうね(笑)」
譲羽の前に小さなお猪口を置き、ほんの気持ちばかり酒を注ぐ。
譲羽 :「ぢいっ(おめでとうございますっ)」
ユラ :「ありがとう、ゆずちゃん(にこ)」
雨はざんざんと降っている。
その音が、今は遠い。
花澄 :「あ、それでこれ……どうぞ」
ユラ :「え?……あ」
ころんと丸い紙包みを開くと。
ユラ :「……これは、フクロウ?」
花澄 :「……見えて、幸いです(汗)」
ユラ :「わあ……(嬉)」
白い丸い塊に、目と顔と小さな羽根。
ユラ :「ああ、でも何だか久しぶりですね」
花澄 :「本当に」
ぱたぱたと走っている姿なら、何度か見かけたのだ。
本当に忙しく、走っているのだな、と、何度か思った。
花澄 :「ユラさんの慰労会も兼ねて(くす)」
ユラ :「慰労会って……(苦笑)」
雨は止まない。
段々と暗くなる外の風景を、ふと、花澄は見やった。
ひどく……寒いような気がした。
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で。
花澄のプレゼントは……まあ問題ねえな(爆)
#あったらこあい(^^;;)
で、これからよっぴで飲み明かす……か。
どんな話が出てるんだか(汗)
まあ、いろんな話ができて。
いろんな約束をして。
……ふ(悪党笑)
では、……次はユラさんを返すまで、ですね。
ではでは。
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『Hitch your wagon to the Star in Heaven』
いー・あーる(nakazono@ffpri.affrc.go.jp)
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