[KATARIBE 10217] [HA06H] あなたならどうする《戦闘編》 by水島緑

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Date: Sun, 14 Jun 1998 01:09:16 +0900
From: Hanzawa Ryou <hanzawa@din.or.jp>
Subject: [KATARIBE 10217] [HA06H] あなたならどうする《戦闘編》 by水島緑
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <3582A439186.6583HANZAWA@mailhost.din.or.jp>
Posted: Sun, 14 Jun 1998 01:09:29 +0900
X-Mail-Count: 10217

こんにちは、リューです。


うーむ、語り部のルールを実際に使って、EP書いたのは初めてでした(汗)

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学校帰り、人気のない路地を緑は歩いていた。

 緑		:「ふぅ、今日も疲れましたぁ」

と、緑の前に立ちはだかる人影。

 女		:「水島緑さん……ね?」
 緑		:「え、……そう……ですけど(誰だろうこの人)」
 女		:「ふっ、こんなのがプロトタイプなの?」
 緑		:「あの、なんでしょうか?」
 女		:「ふぅ、まだ気が付かないの?戦闘用サイボーグって聞い
		:てたから、もっと鋭い子かと思ってたけど」
 緑		:「も、もしかして……」
 女		:「そうよ、量産型ストーカーシリーズの第1号が私よ、もち
		:ろん制作者は、あなたの父上の水島孝雄博士になるわね」
 緑		:「それで……なんか私に用でしょうか?」
 女		:「とことん鈍い子ね……こういうことよっ(平手打ち)」
 緑		:「きゃっ」
 女		:「なんだ、弱いんだ……なら、壊しちゃおうかな(ニヤリ)」


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1ターン
 GM		:「戦闘開始です」
 リュー	:「アイザックを起動させて終わりです」
 GM		:「では、こちらは攻撃ね。
		:戦闘システム:12 ネイルクロー:2 強制力7 目標値7
		:……7、成功」
 リュー	:「う、いきなり成功ですか、では回避します。
		:格闘:13 ISSAC:2ってことは、目標値は8か……5、成功!」
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女は、仕込んだ爪を伸ばし、斬りかかってくる。

 女		:「ふ、弱い者は死ねっ」

緑の電脳に搭載された戦闘補佐システムISSACが指示を出す。

 緑		:「<<<回避せよ!>>>く、くぅ」
 女		:「ふふ、なかなかやるじゃない。それでこそ私のプロトタ
		:イプだわ」
 緑		:「ふ……う、もう容赦はしませんよ?全力で行きますっ」
 女		:「きなさい、お嬢さん」


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2ターン
 GM		:「第2ターン目だね、双方ダメージ無し、さぁ行動をどうぞ?」
 リュー	:「攻撃します。格闘:12 インパクトブレーカー:2 で強制
		:力7 目標値7です。」
 GM		:「では、こちらは回避ね 戦闘システム:12 だと目標値が
		:5か……3!成功だ」
 リュー	:「なんで、双方こんなに目がいいわけぇ」
 GM		:「では、こちらの攻撃ね 戦闘システム:12 ネイルクロー
		:2で攻撃、強制力7 目標値7ね……7成功」
 リュー	:「回避します、格闘:13 ISSAC:2 目標値は8か……10、9、
		:6、5成功 体力を2消費しました」
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 緑		:「<<<インパクトブレーカー作動>>>このぉ!」
 女		:「ふ、甘いわね」

緑の右拳がうなりをあげる、だがそれは女には命中せずに、その後ろの電信柱へ

 女		:「ほら、いくよっ」

女の爪が1閃、2閃とする。

 緑		:「く、くぅ(なかなかやりますね)」

かろうじて防いだものの、疲労しているようだ。

 女		:「それが噂のインパクトブレーカーね、ふぅんなかなかの威
		:力ね」

女が目をやるその場所は、コンクリートが深くえぐれている。
緑のインパクトブレーカーによって粉砕されたらしい。

 緑		:「ふぅ(やはり性能は高い……一気にケリを付けるか)」


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3ターン
 GM		:「第3ターンです、緑が体力を2消費しています」
 リュー	:「キリがないですね、電子戦を仕掛けてみますか ハッキン
		:グ:13 脳がネットワークの一部:2で攻撃します。強制力10
		:目標値5ね……3成功!」
 GM		:「むぅ、それは厳しいな 戦闘システム12 で抵抗すると、
		:目標値は2か……2成功した」
 リュー	:「くぅ、相変わらず目がいいね」
 GM		:「ではこちらは物理攻撃、さっきと同じね強制力9、目標値5
		:……あら、3成功」
 リュー	:「おいおい、格闘:13 ISSAC:2で抵抗……目標値は6か……
		:9、7、6成功。体力を2消費」
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 緑		:「(ISSAC、強制アクセスして、攻勢防壁を突っ込んでやれ)」
 ISSAC		:「<<<了解、ハッキング開始>>>」
 女		:「う、電子戦で来たか……そうは……させるかぁ」
 ISSAC		:「<<<アクセス失敗>>>」
 緑		:「失敗か」
 女		:「ふふ、お返しだよ」

またもや、爪が緑に迫る。なんとかかわす緑

 緑		:「はぁ、はぁ」
 女		:「ふふ、サイボーグなのに息が上がっているの?この辺はさ
		:すがにリアルに作られているのね。でも、そんなの必要ない
		:わ」
 緑		:「人形のあなたにはわからないでしょうね?」
 女		:「なんだとっ!!」

女が怒りの表情を浮かべる


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4ターン
 GM		:「緑が体力を4消費、女はノーダメージ、では4ターン目です、
		:行動をどうぞ?」
 リュー	:「もう一度ハッキングします、今度は強制力12、目標値3です
		:……6、7、3成功 集中力を2消費」
 GM		:「う、強制力12だから抵抗できないな、緑のハッキンでこち
		:らは行動不能だよ」
		
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 ISSAC		:「<<<ハック成功>>>」
 女		:「く、くそ、身代わり装置に切り替えだ」
 緑		:「終わりよ、素直に焼かれなさい」
 女		:「ぐ、きゃぁ……」

攻勢防壁によってAIを焼き切られた女は、力を失い崩れ落ちる。

 緑		:「はあぁぁぁ<<<インパクトブレーカー作動>>>」

崩れ落ちる女の頭蓋へ、緑が最大パワーで拳を繰り出す。

SE		:「どんっっ」

衝撃を送り込まれた女の頭蓋は内部から破裂した。

 緑		:「bye-bye、かわいそうな人形さん……」

疲れた表情でそうつぶやくと、また家路につくのだった。

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はぅあ、もー、ダイス目が良すぎて困りました(^^;
あー、こんなに長いの書いたの久しぶりだぁ。


98/06/13 22:40:16
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Name:半沢 陵        mail : hanzawa@din.or.jp
Hundle:リュー(RYU)        : hanz@geocities.co.jp [PostPet]
                     www  : http://cgi.din.or.jp/~hanzawa/
                     uin  : 6828025



    

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