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Date:  Tue, 27 Jul 1999 03:54:58 +0900 (JST)
From:  Mihity <mihity@anet.ne.jp>
Subject:  [ToGURPS:00004] データ:オリジナル/マミー
To:  ToGURPS@trpg.net
Message-Id:  <99072703545501.AKG4567@smtp.toyonet.toyo.ac.jp>
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みひてぃです。
やっぱり、2日に1回ぐらいでないと、
このクオリティは維持できないかな?(^^;

この前、「特命リサーチ200X」を見ていたら
ミイラを特集していたので、その知識を交えつつ
データ化してみます。

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名前:マミー

出典:エジプトに現存

外見:
・精密描写
黒く、空ろな廊下の先に、白い人影を見つけた。
枯れ木のように細いそれがヨタヨタと歩み寄ってくる。
底知れぬ恐怖に震えながらも松明を相手にかざすと、
その正体がはっきりした。そして、見なければ良かったと
後悔した。
全身を包帯に包んだ姿。
包帯の隙間から覗く、2つの空洞。
肉がそげたため穴にしか見えない鼻。
乾燥しきってめくれあがった唇。
身体の随所には、松脂のぬめっとした茶色の光沢が覗いている。

「王家の墓所を荒らす者は何者ぞ」
「我らの眠りを妨げるのは何者ぞ」

地獄の底から響いてくるようなうめきが
暗い廊下に反響し、声音をさらに深く冷たくする。
空洞の眼窩からおぞましい緑の光が漏れだし、
王家の守りたちは両の腕を持ち上げた。

・描写
全身に包帯を巻いた、枯れ木のような身体。
松脂で表面が固められている。

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●体格データ
身長:180cm前後  体重:5Kg(こんなものである)
占有ヘクス数:1

●基本能力
体力:13  敏捷力:12  知力:10  生命力:15
突き:1D  振り:2D-1

●機動性
移動力:4

●攻撃
パンチ     1D/叩き  長さ1〜格闘
噛みつき    1D-2/叩き 長さ

エナジードレイン:
発動の瞬間、全身から緑色のオーラを発する。
発動は瞬間。距離は接触のみ。技能13レベル。
生命力±意志で抵抗。
成功すると目標から生気を吸い取り、
1D-2点のダメージを与える。
アンデッドに効果はない。

眠りの息:
ピンク色の霧を吐き出す。
発動に1秒間の集中が必要。対象1ヘクス、技能14レベル。
生命力±意志で抵抗。
犠牲者はごく自然な眠りに落ちる。起こされると目が覚めるが、
起きた直後(起きたターン)は精神的朦朧状態となる。
詳細は妖術〈誘眠〉と同じ。

●受動防御と防護点
防護点(硬化した皮膚):2 受動防御(皮膚):2

●能動防御
よけ:4  受け:8  止め:-

●有利な特徴、不利な特徴、癖
「我慢強い」
「酸素不用」
「睡眠不用」
「命」
「吃音」
「炎に弱い/炎からは1Dぶん、余計なダメージを受ける」
「太陽光に弱い/1分浴びているたびに1Dダメージ」
「恐怖症/太陽光:軽度」
「妄想/目につく生物は全て盗賊である」
「生きていない(CI)(生命力が0になると崩壊してしまう)」
なお、PCには恐怖判定を要求するとよい。

●技能
〈格闘13〉〈地域知識/(自分の墓所)11〉

●携行している装備・道具
高貴な者の中には、
未だに装身具をまとっていたり、
武具を身に着けているものもあるかもしれない。
そうした場合、3D6×100G程度の価値がある。

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概説:
マミーとは、史実では古代エジプトで作成された、
特殊な加工を施された死体のことである。
あらゆる臓器を抜き取り、松脂を表面に塗りこむことで、
死体を長期にわたって保存できる状態にするのだ。
世界の終末に行われるという最後の審判で魂が戻ってくるとき、
それを受けとめるための肉体の器が
必要だと考えられたことから作成されている。
もともとの目的はなんであれ、彼らの中には、
盗掘に対する呪いから侵入者を撃退する役にまわっていたり、
魔法によってかりそめの魂を与えられたり、
安らかに眠っていられない者もいる。
それが、ここに紹介するマミーであり、
ファンタジーやホラー作品によく登場するキャラクターだ。
これは「ガープス・マジック」で紹介されているものより
かなり強力で、個性的な個体にしてある。

生息地と社会:
マミーには、2つの種類があるといわれる。
ひとつは、呪い、怨恨呪詛などによって発生した、
つまり幽霊と同様の「自然発生」型のもの。
もうひとつは、魔法などで作為的に命の込められた
人為的なものだ。
呪い発生型のマミーは、基本的に、
葬られた場所を離れることはない。
彼らは呪いの力が働く限り、葬られた場所を守りつづける。
忠誠心が残っていることも多いだろう。
魔法で作成されたマミーは、ほぼ間違いなく
かりそめの魂を与えた魔法使いの言いなりとなっている。
こうした者たちに会えるのは地下迷宮が主だ。
作成主がなんらかの理由でいなくなった場合、
(事故死、病死、冒険者や勇者がアポなしで魔法使いのオフィスに
突撃した、など)
マミーたちは勝手に彷徨していることもあるかもしれない。

彼らの立場はそれぞれである。
一般に、身分の高いものがマミーになるとわれわれは考えがちだが、
実際には商人や農民にもこの風習は広まった。
だがモンスターとして強力なものとなるのは、
王族の者か、それに使えている者だろう。
身分の高貴なマミーは、豪華な副葬品とともに安置されているので、
もし発見できれば相当な富を得ることができる。
少なくとも10000Gにはなるだろう。

生活・生態:
彼らは普段、棺の中でまっとうな死体の振りをしている。
しかし、寝所に侵入者があった場合には置き上がり、
安眠妨害の元を排除しに行く。
これは当然のことだが、
すべてのマミーが行動力を持っているわけではない。
行動するマミーは、実は行動しないものを守っているとも言える。
なぜなら彼ら自体「魔法従属型」マミーの材料であるし、
他にも生と死と呪詛に関する魔術の触媒になったり、
なんとすり潰せば滋養強壮の薬にまでなる(!)ので、
マミー本体こそ需要に事欠かない。彼ら自体が財宝になるのだ。
(魔法の店に売りつければ1体300〜500Gにはなる)
だが、マミーの盗掘は多くの地域で法に触れる可能性がある。
大手を振って流したりしてはならない。
役人にはワイロを、そして裏通りへ、が正しい。
自然発生マミーは普段眠っており、巡回はしていないが、
作成されたマミーはその限りではない。
彼らは包帯と松脂でできており、さらに長生きしたために
全身が乾燥しているので、火に対して弱い。
燃やしてしまうともう売ることができないだろうが、
命には代えられないだろう。
暗いところに長くいたせいか、日光を恐れ、生ある者に
偏見を抱いているのが常である。

対外・戦術:
彼らは墓所を荒らす者に対しては、
かけらほどの慈悲も持ち合わせない。
知力は人間であった当時のものを保っているが、
呪いの副作用なのか、生ある者に対するひどいパラノイアに
さいなまれているので、墓を荒らしていない者でも、
命乞いを聞くことは少ない。
いかなる脅しにも反応することはなく、
行動不能になるまで戦いつづける。
知力が示すように、
マミーの襲撃法は実はさまざまである。
部屋に入ると中に安置された石棺から、
(冒頭のような)呪いの言葉を吐きつつ
置きあがるというのはポピュラーだが、
(ちなみに、この感知は《見張り》に似た魔法によって
行われているという)
そのほかにも、曲がり角で待ち伏せて急襲する、
壁を打ち抜いて賊の目の前に現れる、
天井が崩れて突然彼らが降ってくるなどという
登場で、不意をついてくることも珍しくない。
侵入に気づいていながら石棺を開けるまで待っていて、
蓋が動いた瞬間、不用意な者の首に組みついたり、
眠りの息を吹きかけたりすることもある。
戦闘がはじまれば、
組みついて毎ターンエナジードレインを放ち、
賊を自分と同じ姿に変えてしまう。
王家の墓の奥に踏み入れば、白骨が転がっているのを
見るだろう。
一度倒されただけでは、
まだ起きあがってくる者もある。
燃えあがるマミーに安心し、
背を向けた愚かな賊の背中を狙うのも、
よくある「ホラー的」攻撃だ。

無慈悲な彼らだが、その墓に関係ある王族の関係者であることを
見せれば、あるいは何らかの理解を示すかもしれない。

シナリオソース:
大いなる力を秘めた魔石が
王家の墓に納められているという。
今、未曾有の天災が巻き起こり、魔石の力なくしては
国は滅びるという予言がなされていた。
だが、その力を自らの欲のため使おうとする組織が現れた。
PCたちは実力ある魔法使いに依頼を受け、
魔石の探索に赴く。
厳しい砂漠、組織の妨害、王家の墓所に仕掛けられた
恐るべき罠、呪い、古代の謎…
それらをくぐり抜けたPCを待っていたのは、
王国史上最も栄華を誇り、死してなお最強のマミーとして
墓所を守護しつづける最後の皇帝「ラストエンペラー」であった。
王国の危機を訴えるPCに、不信をもってかかる皇帝。
しかし、PCには王家の血筋に属する者が混じっていたのだ。
時空を超えた出会いは、生と死の壁を埋めるだろうか。
そして石を入手したPCの元に、組織最後の挑戦が待ちうける。
卑劣な罠を用意する組織に、王家の呪いが降りかかる…

特記事項:
「ガープス・マジック」のマミーの説明には、
防腐処置のために脳が比較的奇麗に残っている、とあるが、
マミーはそもそも脳を抜いて作るものだ。
よって、知力が残っている理由をここに求めるのはおかしい。
筆者はまだ読んでいないが、
近刊「GURPS UNDEAD」でこのあたりの
考証は改められているだろうか?
マミーに残されている臓器は、死後、死を司る神の前で
正義を表す羽根と秤にかけられるという心臓のみである。

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GURPS(R)は、Steve Jackson Gamesの登録商標です。

特命リサーチ200X:
http://www.ntv.co.jp/FERC/

Regards.                                                  @
  Name: Mitsuhiro "Mihity" Yamamura                 三哲文東
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